若手のヘッドハンティング増加~即戦力の補強に
若手のヘッドハンティング増加~即戦力の補強に
従来は中高年が中心だったが、20代後半から30代半ばまでの若手を対象にしたヘッドハンティングが増えている。新興企業家ら大企業まで利用が拡大し、優秀な即戦力を獲得する手段となっている。
【若手専門のヘッドハンティグ会社が台頭】
◆レイス(東京都千代田区)は07年9月期で成約実績が前期比4割増。紹介を依頼するのは80%がベンチャー企業で、営業責任者や新規事業担当者など、「急成長中の企業では内部で人材育成する時間がない」人材を対象とする。他者が経営幹部層の発掘を手がけるのに対し、同社は主任や課長クラスまで紹介する。ネットや雑誌で紹介される人材に着目する。
◆サイト・フライト(東京都千代田区)も成約数07年2月期に前年比3割増。外資系からの依頼が大半だったが、最近はベンチャー企業からの依頼が過半を占める。成約件数の半数は過去に面談した人やその紹介。面談時に転職まで至らなくても、ヘッドハンティング会社とのつながりを維持したい人が多いという。自分の転職市場での評価を常に確認したいという若手が増えている。
【ヘッドハンティングが中途採用の有力な手法に】
◆ネット広告のオプトは20~30歳代の社員が中途採用の10%を占める
◆東証一部上場の大手情報システム企業は3年前からヘッドハンティング会社を使い、採用者の半数が35歳以下の若手。「同業他社で中核的役割を担う40歳代以上は引抜が難しいので、部下で実務を取り仕切っている若手が狙い目」とのこと。
◆ヘッドハンティング会社のサーチファーム・ジャパン(東京都千代田区)は技術者の紹介が強味。うち20~30歳代の成約者が06年には50%を超えた。とくに増えているのが工場の立ち上げを担う若手技術者を求める大企業の依頼。「大企業で課長手前の若手人材が不足している」
◆弁護士専門のエイパス(東京都港区)では、弁護士登録8年以下の若手紹介が8割に。M&A案件など契約書作成等若手の実務が企業で増えているためという。
◆ヘッドハンティングの老舗、東京エグゼクティブ・サーチ(東京都千代田区)によると、「ヘッドハンティングは転職希望者ではなく、企業が転職させたい人を口説くことが仕事。こういう人材は今の仕事に満足していることが多いが門前払いはなくなった。とくに若手に話を聞いてもらえる確立が高い」とのこと。人材の流動化が進む可能性が高くなってきた。
【ヘッドハンティングの利用理由・上位5位】~サーチファーム・ジャパン調べ(06年7月)
①ニーズにマッチした人材を確実に獲得できる
②特別な技術やスキルを持った人材を獲得できる
③機密性が高い情報を安心して任せられる
④従来方法よりも採用に至る可能性が高い
⑤各業界の専門知識を持ったコンサルタントが豊富
(有力企業400社にアンケート、実際にヘッドハンティングを利用した108社が回答)
㈱沖縄ヒューマンキャピタル(2007.12.17)
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